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事前登録100万人のアプリを支えたインフラ設計・構築事例を紹介

  • 執筆者の写真: 直樹 竹内
    直樹 竹内
  • 2024年10月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:1月24日

事前登録100万人のアプリを支えたインフラ設計・構築事例を紹介

プロジェクト概要


新規リリースされたスマホアプリの事例です。このアプリは、サービス開始前から100万人以上の事前登録ユーザーを獲得しており、リリース当日の同時アクセスが見込まれる高負荷環境に耐えうるインフラの構築が求められました。




プロジェクトの課題:


  1. 高トラフィックに耐えうる設計が必要 サービス開始時、最大100万人の登録ユーザーが一斉にアクセスすることが予想され、サーバーのダウンタイムやレスポンス遅延を避ける必要がありました。

  2. 負荷試験の実施リソース不足 クライアント側には大規模な負荷試験を実施する経験や人員が不足しており、試験シナリオの作成や実施までを完全に外部へ依頼する必要がありました。

  3. コスト最適化と柔軟な運用 費用対効果を重視しながら、イベント時など不定期に発生するトラフィック変動に対応できる運用設計が求められました。

ソリューション内容

使用技術

  • クラウド環境: AWSを活用し、自動スケーリングやキャッシュ管理機能を実装。

  • アプリケーション: C#/.NETを採用し、パフォーマンスと拡張性を両立。

構築期間と工数

  • 構築期間: 8ヶ月

  • 工数: 24人月

具体的な取り組み

  1. 高負荷対応インフラ設計 トラフィックのピークに対応するため、スケーラブルな設計を採用。負荷が集中するイベント時にもサービスを安定稼働させる環境を構築しました。

  2. 負荷試験の設計・実施 ユーザー行動をシミュレートした負荷試験シナリオを作成し、大規模な負荷シミュレーションを実施。テスト結果からボトルネックを特定し、最適なチューニングを行いました。

  3. 運用モニタリングの導入 ログ解析とパフォーマンス監視ツールを導入し、トラフィック変動時の即応性を強化しました。これにより、長期的な安定運用が可能になりました。

成果と実績


  • 安定稼働:  リリース当日に100万人近い同時アクセスがありましたが、サーバーダウンやレスポンス遅延は一切発生しませんでした。

  • コスト効率: 必要なリソースだけを動的に増減させる仕組みにより、運用コストを最適化。

  • 顧客満足:  クライアントから「期待以上の成果」との評価をいただき、リリース初日の売上記録を更新する結果を達成しました。

まとめ

このプロジェクトは、クラウド技術と高負荷環境に特化したノウハウを活用することで、100万人の事前登録者を支える高品質なインフラ構築を成功させた事例です。今後も同様の課題に直面する企業様に向けて、最適なソリューションをご提案いたします。


​ソリューション事例

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