サービスの大規模なバージョンアップを控え、システムの性能限界を把握したいと考えるお客様に対し、SaaS型の負荷試験サービス「Diet SaaS」を導入することで柔軟かつ効率的に負荷試験を実施できる環境を整えました。
社内には負荷試験の専門知識を持つエンジニアが不在で、外部委託によるコストと時間の負担が課題となっていましたが、当社の3か月間の支援により、お客様は負荷試験を内製化し、サービスのパフォーマンスを定期的に改善できる体制を構築することができました。
要件
サービスの大規模なバージョンアップを控えており、現在の性能限界を知りたい
効率よくパフォーマンス改善を定期的に実施したい
負荷試験を社内で実施できるような状態にするのがベスト
課題
社内に負荷試験の知見をもつエンジニアがいない
そのため、都度外部に委託するため時間とコストがかかる
サービスのバージョンアップやイベントが都度あり運用に手間がかかっている
ソリューション内容
サービスやツール
SaaS型の負荷試験サービスの選定（Diet SaaS）
支援期間
3か月
工数
1.5人月
ソリューション詳細
まずお客様のシステムに対する詳細な分析と調査を行い、その上でSaaS型の負荷試験サービスの導入を支援しました。このサービス導入により、専用のインフラを構築することなく柔軟かつ迅速に負荷試験を実施できる環境を整備しました。
さらに、お客様の業務ニーズに応じた負荷試験設計とシナリオ作成を行い、試験環境のセットアップからシナリオの実施、データ分析に至るまで全面的なサポートを提供しました。また、試験結果に基づいてシステムのチューニング提案を行い、性能改善に向けた具体的な対策も提示しました。
さらに、お客様が今後自社で定期的に負荷試験を行えるよう、設計と実施方法についてのトレーニングとハンズオン教育も実施し、知識の定着を図りました。これにより、お客様はシステムの性能限界を把握し、負荷試験の基礎を確立し、今後の想定外の障害を防ぐための重要な知見を得ることができました。